看護師の仕事【ストレス】(不満・苦痛・やめたい理由)と【モチベーション】(喜び・楽しさ・続ける理由)

こんにちは、こばです。

私は看護師13年目になります。

7つの病院を転職し、今は地方にある総合病院の病棟で正職員・フルタイム勤務をしています。

こういう経歴の私が自分の経歴を振り返りつつ、看護師の仕事について考えました。

看護におけるストレスとモチベーションという正反対のものです。

 

看護師のストレス

看護師のストレスは圧倒的に人間関係です。

生命の危機に直面している緊張感もありますが、その体験の印象がプラスになるかマイナスになるかは、やはり職場の人間関係によって変わってくると思います。

では具体的には誰との人間関係かと言うと、同僚、他職種、患者、家族とのものです。

看護師に男性が増えたとはいえ、まだまだ女性の世界ということもありますので、パワハラ被害、セクハラ被害、患者からの暴力という言葉も多く聞かれます。

女性に限らず、男性看護師でもパワハラ、セクハラ、患者からの暴力はあります。

看護師間での人間関係

ひとくちに看護師と言っても、多様な看護師が存在します。

それぞれのバックボーンは全然違います。

出た学校や系列、いままでの経験年数や経験した科、知識量などもバラバラです。

看護師としての価値観や大事にしていることが違うのもよくあることです。

その集まりが一つの集団となり、患者さんを中心として同じベクトルで歩むわけですから、ぶつからないわけがありません。

アサーティブなコミュニケーションをしましょうと口酸っぱく言われますが、医療現場はそんな悠長なことを言っている余裕があることばかりではありません。

ズバッというような場面もありますし、後々からネチネチいうような場面も見受けられます。

合う合わないは当然ありますが、仕事として割り切れる人とそうでない人もいるようです。

女性特有なのかもしれませんが、同じ病棟でもグループができやすいです。

孤立した人は決して働きやすい環境とは言えません。

その点男は、看護師間では良くも悪くも常に孤立です。

頭数が少ないですからね。

それが時に不利になり、時に楽な立ち位置になり、といった感じでしょうか。

出る杭は打たれるのですが、出ない杭も下から打たれるか、強引に引っ張られて打たれるのです。

適度な自己主張は必要不可欠です。

他職種間ストレス

関係する多職種と言えば、

  • 医者
  • 薬剤師
  • 放射線技師
  • 臨床工学技士
  • ソーシャルワーカー
  • 栄養士
  • 看護補助者
  • 歯科衛生士
  • 外部の業者

といったところでしょうか。

お互いに分野が違いますので意見の衝突もあります。

ただ、経験上、看護師は立場が弱い傾向にあります。

それぞれが専門職ですが、看護師は患者の近くにいて、「診療の補助」と「日常生活のお世話」という仕事がメインです。

そのほかにも仕事は多岐にわたりますが、一般的にはそう言われています。

患者との関わりに重点を置きますので、そのほかの知識においては浅く広くという感じです。

ですので、意見が衝突した際には多くの場合、言いくるめられるのがオチです。

患者・家族とのストレス

言わずもがな、というところですが、患者さんとご家族も多様です。

 

患者さんによって治療に認識も違いますし、看護師に求めることも違います。

看護師のことをお手伝いさんとしてみる人もいれば、医者の卵だと思っている人もいます。

入院のストレスにより、口調があらくなったり暴力的になる患者さんもいます。

病気によって理解ができずに暴れたりする患者さんもいます。

それを看護師はすべて受け止め、患者さんを理解することに努め、寄り添う姿勢を崩さないのです。

なかには受け止めきれない看護師もいるのは当然です。

看護師という以前に、こちらも一人の人間ですからね。

単純に辛いというストレスと、

看護師の使命感はあるのに、状況を受け止められないギャップに悩み、自分を責めるようなストレスもあるでしょう。

 

また、親身なご家族だけではありません。その点医療者に求めることは多いといった、認識のズレがストレスになりやすいです。

ここはコミュニケーションを図って、共通した認識をもって患者の治療をすすめたいところです。

しかし、たまにしか面会に来られないようなご家族とはコミュニケーションがとれませんので、意見の相違や思い違いということが発生しやすいです。

いざ、退院となったときにも、「こんな状況ではうちではみられません」といったことが往々にして見受けられます。

現代の社会背景も関連していると思いますので、看護師は広い視野で対応していかなくてはなりません。

 

緊張感からくるストレス

看護師が働く医療現場は生命の危機に直面する仕事です。

病気を治すため、よくするために病院に来てもそれで安心ではありません。

治らない病気もありますし、治る過程で違う病気におかされてしまうこともあります。

看護師はそれを傍らで見て、状況を的確に判断し、予測し、最適な行動をとることが求められています。

看護師が普段の業務や知識の習得として優先しているのは「生命の危機」に関することです。

病態が急激に悪化することはめずらしいことではありません。

そのリスクをいかに減らせるか、そこに重点を置いています。

痰が多く絡む患者さんの吸引などを例にあげます。

吸引は苦痛を伴う処置でもありますが、痰詰まりは呼吸停止を招く重大なリスクです。

自分で出させない患者さんは管を入れて取る必要があります。

そこは患者さんに説明して、理解を得ようとします。

たとえ理解を得られなくても取らないと命の危険という場合はやむなく少々強引に吸引します。

そこは患者によりそう反面で、最終的に何が患者にもたらさせるかを考えるのです。

一時の苦痛を与えないことを選び、のちの呼吸困難を招いては本末転倒です。

患者さんの「生きる」という希望に寄り添うために、一時の苦痛は仕方ないと考えます。

もちろん、なるべく苦痛を与えないように行うよう、必要な技術と知識を身につけるのは看護師の職業義務です。

こういったジレンマともいえる判断を常にせざるを得ないところも看護師のストレスといえるでしょう。

また、常に「急変の予測をして」「急変に備えて」と神経をとがらせて働いています。

食事休憩中でも、受け持ちの患者さんや病棟内の患者さんに関することを考えていますので、頭が休まることがありません。

それに加えて残業の日々ですので、疲労が抜けないという悪循環にも陥りやすいです。

私のストレスは

ここまで一般的なストレスを考えましたが、私はどうかということも少し話をさせていただきます。

私が看護師の仕事で何がストレスかというと、「医師の指示のもとで動く」ということです。

これは「保健師助産師看護師法」という法律で定められているので仕方がないことです。

「だったら医者になるか辞めるしかないじゃん。」

と言われてしまいそうですね。

そしたらおしまいな話なのですが、医者を目指すつもりはハナからありません。

医者は傍から見ていて魅力を感じません。

なぜなら、自分の時間を削りすぎだなという印象が強いからです。

よっぽどの使命感のもとでやらなくては務まらないなと感じます。

また、性格がひねくれている人が多いです。(偏見?)

自分の時間を使ってまで一つの分野に突き進んできたあげく、社会や人間関係の築き方を知らない医者が多いです。

なおかつ指示系統の一番上におり、「先生、先生」と常々から言われているので、多くの医師が性格がひねくれてきます。

若手のときは腰が低くてもだんだんと横柄になってくるものです。

政治家の世界と一緒ですね(笑)

そんな姿を見ていると、大変そうだなという気持ちと、ああはなりたくないなという気持ちがあります。

きっと私が想像もつかないほどの勉強をしたのだと思いますけどね。

そこは関係ないです。

そんなわけで、そういった医者から上から目線で、命令のような指示を受けなくては動けないのは屈辱です。

 

看護師が一番患者のそばにいますので、そこから患者の状況を考えて、予測して、医師の指示の間違いを指摘して、指示を仰ぎます。

それなのに医学の分野で圧倒的に知識量が多い医者の言い分に巻かれる…。

中には丁寧に説明してくださる医師もいます。

患者の気持ちに寄り添える医師もいます。

ただし、ごくごく一部ですね。

看護師はすべての知識を広く浅く

看護師は看護の専門知識と、広く浅い医学の知識、薬学の知識、電子工学の知識などが必要です。

看護の分野以外は、看護するうえで必要だけど他に専門職がいる状態ですので、常に指示を得たりお願いする立場になります。

何かに秀でているということはありません。

しいて言うなら看護の知識です。

ホスピタリティの精神です。

患者・家族の立場に立ち、どういう選択肢が最適かを患者目線で考える。

どういうケアが患者が望むものかを考えて、細かい方法や言葉がけのタイミングなどをひとつひとつ考えます。

 

患者に寄り添うという気持ちです。

ただし、そういった気持ちのケアは見た目にはあらわれにくいですし、他者からは客観的には評価されにくい部分です。

そういった背景もあり、同列にいるはずの看護師と医師は立場上、いつも上下関係になりがちです。

医師も人間ですから、看護師に対する個人的な感情、つまり好き嫌いがあり、対応に差があるのが実態です。

同じ状況においても、「そこまで言われるかというくらいあたりが強い人」と、「むしろフォローされるくらいなおとがめなしの人」がいるわけです。

不平等ですね。

医療の世界は本当に特殊で狭い世界ですからね。

患者さんの前では笑顔でいないといけませんが、心で泣いたり悔しい思いをしている看護師はたくさんいます。

さらに医師だけでなく、放射線技師や検査技師からも看護師は指摘される側の立場ですので、これも不満です。

いろいろな分野の職種が考えたことを患者さんに実施するのはたいがい看護師です。

責任は看護師が多くを背負うのです。

知識は浅いが責任は重い。

間違いのないように確認は再三します。

疑問に思うことは確認確認の日々です。

だからこそ、他職種は「教えてあげてる感」が出てくるのでしょうね。

この構造がストレスです。

看護師に向いてませんね(笑)

もしかしたら、看護学という対人間に関する関係を突き詰める学問がゆえに、他職種にもそれを求めてしまっているのかもしれません。

それにしても多職種は自分の分野しか見ていない人が大勢いますから、「人の気持ちは考えず我が分野の仕事を全うする」タイプの人が多すぎます。

組織に雇われている以上は仕方ないことですけどね。

 

モチベーション

ここまでストレスの話が多かったので気持ちが萎えましたが、少し前向きな捉え方をしてみましょう。

なぜこんなにストレスなのに続けられるのか。

看護師の喜びとは

患者の笑顔です。これに尽きると思います。

穏やかな患者さんと話をする時間や、元気に退院される患者さんの顔を見たときですね。

看護師の仕事事情を知って看護師を目指す人はあまりいません。

 

「お年寄りが好きだから」

「身内が入院したときに優しい看護師さんの姿にあこがれて」

というような理由で目指す人が大半ではないでしょうか。

看護師の仕事は生易しいものではないので、つい初心を忘れがちです。

そんなときにふと、患者さんとの会話で穏やかな時間が流れたり、退院時の笑顔を見たりすると嬉しくなるのです。

目指したころの気持ちを思い出すのでしょうかね。

そうなると、「よし、また頑張ろう」という気持ちが生まれてきます。

知らないことを知る楽しさ

これは探求心によるものです。

看護師は主として人間相手です。

患者・家族、その他大勢の人間を相手に仕事をしています。

その相手を理解しようと、表情・動作・言葉、家族の言葉や過去の病歴などから情報を得ます。

そして、入院中の患者さんとしてだけでなく、社会で暮らすその人にまで思いを巡らせます。

また、社会での顔、家庭での顔、入院患者としての顔を想像し、本来のこの人の思いはどこにあるのだろうかと探ります。

その結果、よりよい看護とはなにかを考え、提供するのです。

しかし、それが正しいわけではないので、提供して、評価して、修正して、また提供しての繰り返しです。

それを看護師が統一してものとして行うよう引き継ぎます。

 

引き継ぐためにはどういう伝達方法が適しているのか考えます。

などなど、常にPDCAを回してよりよいものをつくりだそうとしています。

人間相手なので正解はありません。

ひとりひとり同じことはありませんので評価や修正には勉強して新たな知識を得ることが必須です。

その知識が看護なのかコミュニケーション方法なのか医学なのか薬学なのかはケースバイケースです。

しかし、それが患者さんをよりよくするとなると、学び意欲もわいてきます。

そしてそれを実施したときに望む効果が得られたら、それは喜びになります。

その成功体験をもとにして、また学ぶのです。

看護師は生涯勉強というキーワードがあります。

それは人間相手の職業なので、「これでよし」というところがないからです。

成功体験を積み重ね、新しいことを学ぶのが成果につながるとわかれば、それが楽しくなりモチベーションになります。

まとめ

いかがでしたか。

看護師におけるストレスとモチベーションという相反する事柄をみてきました。

日常的に圧倒的ストレスに偏りがちですが、

たま~にいただくモチベーションで今のところ救われています。

本記事は私の経験談からつくられた主観が多々入っています。

それもまた、看護師の価値観(看護観)の違いですのでご了承ください。

それぞれの看護観が違うからこそ看護はおもしろいのかもしれませんね。

おわりに

看護師はいかにストレスを向き合って、うまく対処して働けるかだと思います。

自分なりのストレス発散法を見つけてください。

自分が看護の場面でどういうときに喜びを覚えるのか、どういう看護師を目指していたのかを再認識することが日々のモチベーションになります。

ただし、自分の体ありきです。

無理はせず、時にはしっかりと休養も大切です。

看護師は自分の体を犠牲にしてまで働く人も多いです。

自分の体もいたわりつつ、これからも多くの人の人生に向き合っていってください。

「メンタルきつい」って人のために、参考までに転職経験から得た考えをまとめた記事も貼っておきます↓

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ご覧いただきありがとうございました。

ストレスマネジメントを上手にして、よい看護師ライフを✨


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ABOUTこの記事をかいた人

看護師をしながら3人の子供を育てている父親です。まだ子供は小さいので四苦八苦してます。でも一番楽しい時間ですね。Blogの内容は、 【育児】【看護師】【筋トレ】【副業・初心者ブロガー】 として発信していきます。 よろしくお願いします。