【看護師の残業の実態】看護師の仕事内容

みなさんの職場は残業がありますか?

はっきり言って残業は悪です。

自分自身にとってもよくないし、職場にとってもよくないものです。

しかも残業は伝染していくもの。

組織全体に残業が寝ずいているならば、組織をどうにかしないと自分だけ残業から逃れることは難しいでしょう。

今回は、どうにかして残業をなくしたいという試みです。

残業をなくしたい!いや、なくそう!

わたしたち看護師の世界でも残業は大きな問題です。

残業は心身ともに負担となり離職にもつながりかねない問題です。

残業は仕事の効率を著しく低下させます。

効率だけではなく、看護の質を低下させる要因だと考えています。

残業反対!でもそれがかなり難しい。。。

勤務状況と残業

病院や働く場によって労働時間はまちまちだと思います。

私のいる総合病院の一般病棟を例に出すと、

昼間の勤務である「日勤(8:30-17:30)」と

夜の勤務である「夜勤(16:00-9:30)」の2交代制勤務です。

 

当病院の病棟では固定チームナーシング制を導入しており、AチームとBチームといったグループに看護師の配属を分けています。

その中で、「それぞれの患者さんをチーム全体でみよう」ということです。

チームは同じでも日々の担当はその中で選ばれるわけですから、その日の患者さんの日程や看護師の力量で予定を組むので、日々受け持つ患者さんが違うことが多いです。

日々違うということは、毎日新しい情報を得なければならないということです。

なので、その日の仕事に入る前の準備として患者さんの入院時からの情報や今後の治療の見通し、本日の検査や治療、ケアの予定など業務開始前から多くの情報を得なければ仕事になりません。

また、当病院は医療体制が7対1といって「看護師1人あたり患者さん7人を担当する」というシステムです。

7人分の情報を得なくてはいけないので、8:30始業ですが、だいたい1時間前には来て電子カルテから情報を得ることが多いです。

逆に終了後も明日の勤務ではまた別の看護師が対応するわけですので、情報として必要なことはしっかりと記録に残し、申し送っていくことが重要です。

そのため患者さんの対応が終わった時間から記録に取り掛かることもザラです。

そうなると残業時間は増えていくわけです。

また、日々の業務がすべて予定どおりにすすむわけではなく、イレギュラーな予定が多いのも特徴といえます。

 

例えば、

  • 緊急入院で入られる患者さんの対応
  • すでに入院している患者さんの病状が急に悪化
  • 治療方針が変わる
  • 薬が変わる
  • 急遽処置や検査が入る
  • 多職種と患者さんについてカンファレンスを行う
  • ご家族と患者さんと話をして安心して自宅に退院できるように関わっていく

などなどたくさん。

 

そのため常に新しい仕事が舞い込んでくる状況の中で、緊急性/重要性を判断して、ひとつひとつに優先順位をつけながら対応していくのです。

業務時間内は常に頭と体をフル回転させている状態です。

 

そんな残業は非常につらい。

さらに院内研修はだいたい時間外なのに残業代は出ない。自己研鑽だと思ってほしいということのようです。(;´д`)トホホ

またそれとは別に各々委員会や係など役割があります。

当然業務内でそんなよそ事できる時間はありません。結果的に仕事が終わった後に残業というかたちで係の仕事をするしかないのです。

コメディカル

残業を語る上では自分たちの本来の業務範囲を知ることが大事です。

コメディカル

医療従事者の中で医師と歯科医師以外をコメディカルと呼びます。<co-medical> ちなみにcoは”協同”という意味。

看護師もこのコメディカルに含まれます。

医師とコメディカル

現在は医療の細分化や複雑化に伴い、以前は医師だけが行っていた業務を分業化する動きがすすんでいます。

その分、コメディカルは高度な専門性が必要となっており、医療チームとして連携することが求められています。

しかし現状は医師の指示のもとに動くという従来の考えが残っており、医師と多職種の上下関係は存在しています。

その証拠に、給料にはいまだに大きな差があり、医師に比べコメディカルの賃金ははるかに安いのです。

 

本来であれば医療はチームで連携して行うものであり、医師が中心なのではなく患者を中心として医療職は同等でなければならないはずです。

海外では職業差別的な分け方はせず、患者を取り囲む医療職は職種に関わらず「メディカルスタッフ」と総称することが一般的となってきているそうです。

もちろん理解ある医師も多くいますが、古い考えの「わたしは先生だぞ」的な医師がいることも間違いない事実。

 

とはいえ、治療方針を決定したり薬などの指示を出すのは医師にしかできません。

夕方に指示が出ればそれに基づいて動き、対応しなければいけないため必然的に残業になってしまうのです。

 

医師は基本的に自分の好きな時間(空き時間)に指示を出せます。

それはつまり、看護師が夜勤で人数が少なかろうが休日で手が空かない状態であろうが、お構いなしなのです。

遠隔で指示を出したり変更したりできるので、医師からしたら病棟の様子は無関係なのです。

もちろんその指示は患者さんのために必要なことではあるものの、医師は指示を出して終わりですがこちらは指示を受けてから動き出します。

その時のこちらのマンパワーも考えていただかないと無理は事故の元、結局は患者さんに影響してしまうことなのです。

事前に出せるでしょうという指示や、わざわざ職員の少ない休日じゃなくて平日でもいいのではないかと思うこともしばしば。

対応が遅れると文句を言われ、かといって急いだことによるミスでもしようものなら看護師に白羽の矢が立てられて大問題です。

 

だいたい医師と看護師は職種が違うのに上下関係になっている構図がおかしいんですよ!

…っとイカンイカン。つい愚痴になってしまいましたね(^^;)

 

ですので、看護師の残業を減らすには医師への協力依頼は絶対的に必要だと思います。

 

それかきっぱり「〇時以降の指示は受けません」と。…言えればいいのになー。

 

 

コメディカルと呼ばれる職種

  • 看護師
  • 薬剤師
  • 臨床検査技師
  • 診療放射線技師
  • 臨床工学技士
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 視能訓練士
  • 義肢装具士
  • 臨床心理士
  • 管理栄養士
  • 栄養士
  • 歯科衛生士
  • 助産師
  • 保健師
  • 衛生検査技師
  • 救命救急士
  • 介護福祉士
  • 保育士
  • 歯科技工士
  • はり師
  • きゅう師
  • あんまマッサージ指圧師
  • 柔道整復師
  • 診療情報管理師
  • 医療事務:医師事務作業補助者
  • 医療事務:医療保険事務

といったところ。

こうやってまとめてみるとたくさんの職種が連携してますね。

そしてそのチーム医療の中心にいる患者さんをみているのですね。

看護師の役割

保助看法

看護師の法律を定めている「保健師助産師看護師法」通称「保助看法」。

この第5条には、この法律において「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする者をいう。と書いてあります。

 

チームの調整役

また、看護師は医療チームの調整役としての役割も求められています。

患者さんを中心としたチームをうまく機能させるために、それぞれの職種の得意分野で依頼したり情報を聞いて共有したりという仕事です。

これまたあっちを立てればこっちが立たず、ということも多々あり、本人同士で連絡とってくれ!と思わず言いたくなる状況もあります。

そんなときは解決までに難渋するものです。

間関係を円滑にしつつ個々の主張をいいとこどり。この調整係、難しすぎます。

まとめ

うちの病院の例を出しつつ、看護師の残業の実情をお話ししました。

今まで7つの病院に就職してきた私が思うに、多少の違いはあれ、どの職場でも残業は絶えない問題でした。

残業には組織の構造や、長年の他職種関係の積み重ねもありそうですね。

この問題にどう向き合っていくか、今後よく考えていきたいと思います。

 

つづく

看護師の残業を減らすために~みんなが定時に帰るための挑戦~②

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ABOUTこの記事をかいた人

看護師をしながら3人の子供を育てている父親です。まだ子供は小さいので四苦八苦してます。でも一番楽しい時間ですね。Blogの内容は、 【育児】【看護師】【筋トレ】【副業・初心者ブロガー】 として発信していきます。 よろしくお願いします。